なんちゃって観劇日記

東宝ミュ生まれ・WOWOW育ち、地方都市に住むただの舞台好き。

【アナと雪の女王 地上波放映】視聴感想

公開当時めっちゃハマったアナと雪の女王の本編と、後日談として作成されたクリスマスのショートムービー、本邦初放映ということで視聴しました。
ほぼ自分用メモ。ネタばれあり。

 

 いやーやっぱりいいですね!
本編、映画館で5回も観たしもう十分だろwと思う自分がいたんですが、結局早送りもせずみてしまった。

そう!5回も観に行ったんですよ。
2D字幕、2D吹き替え、3D字幕、3D吹き替え、2D字幕、と。
あと、本編のみ地上波放映されたときに吹き替えを1度観ました。


初見時の失敗

気にはなっていたんだけど仕事が忙しくて、落ち着いてから観に行こうと思ってたんですよ。
が、魔が差してスマホでレリゴー(イディナの方)の動画を見てしまってね。

「The cold never bothered me anyway」でめっちゃ鳥肌!すぐに観に行きたい!ってなりました。

そして後悔…あれは劇場で初見したかった
だってスマホのちっちゃい画面でもぐわああああってなったんですよ!?

映画館だったらどうなっていたか…
貴重な観劇体験の機会を潰してしまった。悔しい。

ただ動画を見ていなければ、劇場に足を運ぶタイミングが遅れて、5回もリピートはできなかったはず。
質より量を得たのでした。

とにかくエルファバだと思った

これみんな書いてるので割愛。
ただただ感動した…。

ウィキッドも早く映画化進めてください。日本のミュージカルブームがまだ温かいうちに早く!

ちなみに、冒頭の氷職人たちのシーンはレミゼの旧演出だ!と勝手にテンション上がってました。こちら東宝婆です。
他にもなんかあった気がするけど忘れてしまった。

レリゴーの英語歌詞、日本語歌詞

翻訳物の場合、日本語と原語(英語)を比較するの結構好きです。
原語では実はこんなこと言ってたのか!」みたいな驚きもあるし、「この訳詞天才かよ…!」みたいな言葉選びに出会うのも楽しい。

レリゴーは、歌はイディナも松さんも好きですが、歌詞は英語の方が好き。

そもそもの話、英語に合わせてアニメーションが作られてるので、原語のほうがしっくりくるというのもありますが。
(例えば「Here I stand~♪」で地面を踏みつけるところ、日本語だと「二度と~♪」になってて、動きと歌詞が合ってない)

それ以上に、話のつながりがきちんと見えるのが良い。
単純によくできてるなぁって思うんですよ。

特に「Don't let them in Don't let them see…」のくだり。
両親から言い聞かされた言葉であり、「生まれて初めて」の歌中で自分に言い聞かせている言葉でもあり、
氷の城でアナを傷つけてしまった後にも繰り返し口にする、象徴的な呪いの言葉。

英語だと何度も出てくるので嫌でも頭に残るんです。
でも日本語だと字数制限があって再現は難しい部分ですよね。

念のために書きますけど、決して、翻訳を否定したいわけではないんです。
まぁ原語と比較し始めた最初のころは、なんで私の母国語は英語じゃないんだ…とか思ってたことも確かにあるし、元の言語でやらないから日本の演劇は観る気がしない、みたいなこと言う方の考えも理解はできます。

でも翻訳のおかげで、私たちは英語と日本語の2言語を楽しむことができるんですよ。
そう考えると素敵じゃないですか?
ニュアンスの違いもタブルキャストみたいなもんかな、って今は思っています。いやちょっと違うか。適当ですいません。

でも翻訳が表現を豊かにしたり、翻訳にうならされることってありますよね。
有名なところだとレミゼの「It'll come」→「いつか」は言葉の意味は違うのに韻もニュアンスも合ってるの超すごいと思うし、サイゴンの「If you want to die in bed」→「生き延びたけりゃ」なんて意味も口調もぴったりじゃないですか。
こういうの、楽しい。

「Let it go」→「ありのままの」ってするのも、意味はちょっと違うけど、日本人らしくて私は好きです。

3Dの立体感、質感がやばい

クリストフ初登場シーン、雪感すごかったですよね!?
ほんと、手を伸ばしたら触れそうで、触ったらハラハラと落ちそうな、まさに粉雪が積もってるあの感じ!!

もしまだみてない方いたら、絶対に3Dでの視聴をお勧めします!DVDあるようなので!!

あと、アナを白に届けたあとの門!立体感と雪感すごかった。

ディズニーの「真実の愛」革命

あちこちで言われてますけど、ディズニーのお家芸みたいな「真実の愛=愛する恋人とのキス」を否定したの、めちゃくちゃ画期的ですよね!
その日に初めて会ったやつと婚約したのか!?」っていうのも、お前がそれ言うかwって初見時びっくりしました。

あと「キスしたいな」「いいわよ」のやりとりがあってからのキスというのも、すごく現代的。
ちゃんと女性の同意をとってからしないといけないよ、というメッセージをものすごく感じました。
この頃ってもうme tooとかやってましたっけ。

わたし的号泣ポイント

「私スケートはちょtt「すべろうよぉ!!」」

最後の最後、エルサがアナにいうセリフ。これは吹き替えがすごく良かった!
ずっと抑圧されていたエルサがすべてから解放されて、いい子しなくてよくなって、自分からアナに遊ぼうよ!って言えるようになった…良かったねエルサ…(泣)

今まで吹き替えは3回みてて、そのたんびにここでグッときてました。

が、今回初めてちゃんと聞こえた?んですが「すべろう絶対できるわよ」みたいなセリフなんですね?
ずっと「すべろうよぉ!!」だと思ってて、その言い方がほんとに好きだったのですが、この記憶は一体何だったんだ??

「真実の愛」は、誰の、何だったのか?

オラフ曰く、真実の愛とは「自分のことより相手を大切に思うこと」でしたね。
じゃあ、最後にアナを溶かしたのは、誰の、誰に対する愛なのか。

自分にかけられた魔法を解くことよりエルサを守ることを選んだ、アナの愛?
自分が切られそうになっていることも意に介さずアナを抱きしめた、エルサの愛?

小説版では前者と書かれていましたが、私は後者だと思っています。
し、後者じゃなきゃおかしいでしょ!と思う(個人の感想です)。

何よりも守りたかったアナを自分のせいで死なせてしまったと聞かされる→恐れがなくなる→吹雪が収まる→凍ってしまったアナを恐れなしに抱きしめる→それこそが真実の愛だった

と理解しています。

クリスマスムービーの方

さらっとみてしまったので箇条書きで。

・オラフが二人の伝統だった、って素敵ですね
・家々の伝統は実際北欧にある慣習なのかな
・エルサのグレーのドレスかわいい。ほしい。
・アレンデールはもともと常夏じゃなかったっけ?小説だけの設定?
・サプライズパーティに国民誰もきてくれないの酷いw